赤色の恋 <短編>


家に帰ってからあたしは、不良グループのリーダー、加藤侑花に1通のてがみを書いた。



『あたしに何か文句あるんやったら、直接言って来い。弱いくせに影でだけ偉そうにするな。』



それだけ書いた。



こんなんしたら、仕返しされるのはわかってる。


でも、やられっぱなしじゃ苛々するし、ナメられると嫌やから。


明日、靴箱にでも入れよう。