交差点の後片付けを着いた下の奴らに任せ、別荘に向かう。 ん・・・・? 別荘・・・? 俺、どっか行く場所なかったっけ? そうだ! "親父さん"のとこに行かなきゃいけねぇんだった。 俺は、くるりとバイクを方向転換し、反対に向かって走り出す。 「え、ルイっ!?」 シュウが驚きながらバイクを止めて俺を見る。 「わりぃ、俺行くとこがあった!先帰っといって!」 「・・・ん、わかった!」 ―――――ブォン、ブォン! 2人が走り出すと同時に響く大きなマフラー音。