「わかった。音だな、どうにかする。」


それだけ言うと、ミズキは何かを考えるようにそれ以上は何も話さなかった。


「次だ。妖狐は3番街のMARSを叩け。」


「ん。赤ずきん、特徴は?」


えっと、MARSか・・・。


MARSの総長は確か・・・・。


ジンだっ・・・!!


「あ、アサ!ジンには気を付けて!」


「ジン・・・?MARSの総長か?」


あたしはコクリとうなずいた。


あたしの中で、ジンは最も危険な男だ。


必ず、ナイフは所持していた。