総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】


「なんだと・・・?バカにしてんの・・?」


メグさんが頭に怒りマークをつけながら横にいる巫女さんを睨む。


巫女さんは、フゥッと小さくため息をついた。


そして、あたしのほうに向きなおると。


「狂獣連合の傘下で、鶴姫(つるひめ)の総長してます。仲よくしましょうです。」


独特の話方をする巫女さんは、サヨさんだった。


サヨさんはあたしの頬を両手で包みながらうっとりして。


「・・・・ギュってしたいのです・・・。」


サヨさんの眼にはどうやらフィルターがかかっているらしい。


あたしのことを美化しすぎである。