総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】


「え・・・?」


あたしは、驚いた。


罵倒することもなく、天神連合を潰す宣言をした2人。


「狂獣連合の傘下、鬼蜘蛛総長メグだ。よろしくね。」


金髪オネェさんはメグというらしい。


メグさんはあたしの髪を右手でグシャっと撫でてニカッと笑った。


「メグに触られたらバカになるです。その手を退けるです。」


あたしの頭の上にあったメグさんの手の感覚が突然なくなった。


なんだろうと思いながら見ると、巫女さんがメグさんの袖をつまんで横に移動させていた。