総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】

ゆっくりと、こちらを向く彼女に俺は何も言えなかった。


何から話せばいいかわからなかった。


そして、衝撃的な言葉がレナから放たれた。


「誰‥‥ですか?」


「え‥‥」


一瞬に誰に対して言った言葉なのか、わからなかった。


だけど、目が俺たちを見てた。


「俺、達のことか‥‥?」


シンが震えた声で聞いた。


ゆっくりと首を縦に振った時、絶望を味わった。


まさか、衝撃で全てを忘れたのか‥‥っ?


俺は、考えるよりも先に踏み出ていた。