総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】

「シン‥‥俺たちに何がしてやれると思う‥‥?」


「あぁ?くだんねぇこと聞いてんじゃねぇよ」


それきり、シンは何も話さなかった。


「坊ちゃん、着きましたっ!」


病室を聞いて、急いで部屋へと向かう。


「危ないので、走らないでください!」


看護婦の言葉など聴いてる暇はない。


レナは個室へ放り込まれていた。


病室の前で顔を見合わせドアを開ける。


真っ白な病室で、真っ白なベッドに座り虚ろな目で空を見つめる少女。


「レナ‥‥」


シンが小さくレナの名前を呼んだ。