女神・・・? あたしが? 「俺たちにとって大切な女ってことだよ。赤ずきん。」 続々と入ってくるみんなの最後尾にアサがいた。 「たい・・・せつ・・・?」 「当たり前だ。そこら辺のバカな奴らとは違う。」 すでに、自分の席に座っていたミズキがカフェオレを飲みながら静かに呟く。 銀色のくせっけのような髪が今日は、二つに縛ってある。 いつもは一つなのに。 「ミズキ、今日なんかいいことあったのか?」