「ヨウ、あたしは、ヨウを苦しめてばかりだったけど。」
あなたを、訳の分からない鎖で縛ってしまっていた。
シンの事にも、今回の戦争にも巻き込んでしまった。
だけど、そんなあたしを・・・・。
「あたし達・・・・姉弟・・・・だよね?」
視界が、ぼやけていく。
上手く笑えてるかな。
頬をあげるたびに、あたしの頬を熱いものが通り過ぎては地面に落ちていく。
「・・・っ!当たり前だっ、いつまで経っても、姉貴は姉貴だっ!!」
あたしの頭の上に優しく、大きくて温かい手が置かれる。
ヒサが優しくあたしを見つめていた。
あたし・・・・頑張れたかな?

