「はっ、まぁいい。早く言えよ。」


「ッチ・・。」


小さく舌打ちをして、もう一度レナちゃんの方を向いたヨウ。


どうやら、言う覚悟が決まったらしい。


言うなら早く言え、これ以上レナちゃんを不安にさせるんじゃねぇ。


「俺達は"腹違いの兄妹"なんだ・・・・。」


「・・・!?」


呟かれたヨウの言葉はどうやら、レナちゃんに届いたらしい。


レナちゃんの顔が青くなる。


それと同時に、倉庫内にシンの嗤い声が響いた。