あたしが、ルイに笑いかけるとルイも笑い返してくれた。


「ヨウと話、つけてきた。」


後ろでヒサがぼそりと呟く。


あたしは、思わずカップを落としそうになってしまった。


危ない、アブナイ。


「どんな・・・感じだった・・・?」


「たいしたことなかったよ?支えをなくしたらすぐに折れちゃいそうな少年って感じ?」


チャラけた声が聞こえる。


「アキ・・・治ったの?」


「・・・おかげさまで・・・。」