ニコリと、笑ってヒサの後をついていく。 俺達は、天神連合「ZEUS」の溜り場に来ていた。 簡単に言うと本部である。 ここらでは、一番でかい廃倉庫を本部にしているらしい。 その廃倉庫を囲むように、黒兎の面子が殺気を放つ。 ヒサが片手をあげて、うるさいバイク音を沈めた。 その瞬間をまるで予知したかのように、ゆっくりと開いたドア。 「気味が悪ぃな。」 ヒサがポツリと呟いた。 俺達は動かなかった。