まぁ、今の俺の顔は表情変えられるほど無事な部分はないんだけどな。


傷だらけで、睨めもしない。


俺の呟いた声が、リトには聞こえたみたいで。


口パクで何か俺に伝えると、またフッと笑って赤いサイレンの元去って行った。


俺は、静かに目を閉じた。






『俺もだよ。』