右足を垂直にあげ、そのまま勢いよく下ろした。 ―――――――バキッ 俺の踵はソイツの鼻を直撃し、深くまで沈んでいった。 同時に首から離れる手の感覚。 たぶん、骨はイかれたな。 うまく、着地できずに尻餅をついてしまった。 ケツに付いた砂を払いながら、ゆっくりと立つ。 ソイツは、鼻を片手で押さえて片膝をついていた。 ぽつぽつと、出来ていく小さな赤い水たまり。 睨みあげるその目は、充血していた。