映し出された視界は、やっぱりモノクロで。


まるで、西部劇のような白黒。


この視界に色を付けてくれたのは。


紛れもない・・・・・。


「・・・・姫・・・・。」


姫の笑顔を思い浮かべるだけで、世界は色づく。


まだ、世界の色を失いたくないから・・・・。


「随分と難しい顔してんな。少しは、楽しませてくれんだろ?」


俺は、コイツを倒す。


姫の笑顔が、俺に世界は美しいと教えてくれるから。


だから。


「俺、珍しく本気だしちゃお・・・・!」