ジュンが、隣にいた副総長に忠告を入れる。 俺と、ジュンとの距離はざっと5メートルってとこだ。 ジュンはゆっくりとブロックから腰を持ち上げ片手をポケットに突っ込みながら立ち上がった。 「始めようか。嬉しいな~あの、霧・・・。」 俺は、奴が言い終わらないうちに殴りかかった。 「おおっとぉ、ひどいなぁ。言い終わらないうちに殴りかかって来るなんて。」 軽々とかわし、俺の懐にスッと入ってくる。 やべぇ・・・・っ! ―――――――ドガっ 鳩尾に重い一発を食らってしまった。