総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】


クソッ、なんつー数だ。


3分の2は敵の数じゃねーかよ。


なんとか、うるさい喧騒の中を切りぬけ倉庫の奥にたどり着く。


そこには2人の男がいた。


1人は、ブロックに腰を落としその隣にもう1人男が立っている。


座ってんのが、ジュンって奴だろう。


目をつむってただ、前を向いている。


じゃあ、隣にいる奴は副総長か何かか。


「来たか・・・・。」


ジュンが口を開いた。