あたしは、フフッと笑って。 「わかった。ミズキも挫けそうになったらあたしのこと、思い出していいんだよ。」 そう言うと、少しだけ赤かった顔が真っ赤になった。 「・・・・・当たり前だ・・・バカ。」 「んじゃ、行こうか。」 運転席に座ったルイがみんなに合図をする。 一斉に鳴る6台のバイクのマフラー音。 閉まる窓に名残惜しさを感じる。 あぁ、閉まらないで・・・。 もっと、みんなといたいよ・・・っ!