歪む視界。 両目にたまる涙。 その涙が、落ちる前に離れた唇。 ヒサの視界には、あたししか映ってない。 それが嬉しくて、あたしはほほ笑んだ。 「ヒサ、ケリ。つけようね。」 「あぁ。支えて・・・くれるか?」 「もちろん。」 あたしは、いつでもあなたの見方だから。 どちらからともなく、あたしたちはまた。 唇を重ねた・・・・。