ガラガラッ


教室の扉を開けて中に入った。


「「…可愛い…」」


クラスメートが皆声を合わせた。


「いや…可愛いすぎる」


元気くんが私のところに歩いてきた。


「彼方で決まり!」


「えっ…」


「うちのクラスの看板娘!」


「いや…」


「この服あげるよ。彼氏さんに見せたら喜ぶよ?」


「雄大さん…?」


「きっと喜ぶ」


雄大さんが喜ぶなら…

「元気くん、ありがとう」


私は有り難くメイド服をもらった。


最後の授業だったので、メイド服のまま帰ることにした。



学校の帰りは雄大さんが車でお迎えにきてくれる。


車ならメイド服でもいいかな?




学校が終わり、雄大さんのところへ急いだ。