「アキさんの弟さんなんですね…」


「あぁ…ホストクラブのNo.1らしい」


ホストクラブ…


「私にあんまり関係ない所ですね」


「あんまりじゃない。全くだ」


「そうですね」


私達は笑い合った。


きっと、もう弟さんと会うことはないだろうな。


この時はそう思ってた。








何で私はこんなに不幸なんだろう…


ただ…幸せになりたかっただけなのに…





雄大さん…私から離れないでください。



私を…助けてください。




私が信じているのは…貴方だけだから。