闇の王子様




家に着いて、アキさん達が出迎えてくれた。

でも雄大さんはそれを無視して部屋まで私を連れて行った。



バタン

扉が静かにしまった。


「雄大さん…?」


「ごめんな…」


「雄大さんのせいじゃないですよ?」


「ごめん」


それからも雄大さんは“ごめん”の繰り返しだった。






「雄大さん…」


「ごめん…」


それしか言わない雄大さんを無理矢理ベッドに座らせた。


「えっ…?」


「雄大さんは悪くないんです」


そう言って、私は雄大さんにキスをした。


ゆっくりと唇をはなして顔を見ると、すごく驚いていた。


「雄大さん…ありがとう…」


もう一度、触れるだけのキスをすると…



「彼方…愛してる」