闇の王子様





でも…あの日から…全てが変わった




お父さんが死んだ日






あの日、私とお母さんは家にいた


いつものようにご飯の支度をして、お父さんの帰りを二人で待っていたのだ




お父さん遅いわね…




お母さんがそう言った時、家の電話が鳴った




電話にでたお母さんの反応は、今でも忘れることはできない



いつも笑顔のお母さんが突然何も言わずに涙を流した




電話からは、もしもし?大丈夫ですか?と、男の人の声が聞こえる



「お母さん?どうしたの?」



私がそう尋ねてもお母さんが私と言葉を交わすことはなかった


だだ…一人で涙を流していた



遠くを見つめながら