闇の王子様





「…すごかったです!」



「楽しかったか?」




「はい!すっごく…あれ?」





メリーゴーランドが終わって私たちが歩いていると、目の前にある物が…





「彼方?」




「パンダ…」





「はっ…?」





「あれ!パンダです!雄大さん!」





目の前には私が会いたかった着ぐるみのパンダがいた

しかも、まだ子供に囲まれていない




「パンダのところ行くか?」




「いいんですか?」




雄大さんはゆっくりと頷いた




その瞬間私は雄大さんの手を握ってパンダの元へ走りだした








「…あの!私と握手してください!」




パンダの元へ着くと、私は笑顔で手を差し出した



パンダは驚いている様子だったが私と握手してくれた



「雄大さん!」



「よかったな」




雄大さんと会話をしていると、パンダが私を抱きしめてくれた



「キャッ!」



「…パンダ…てめぇ」



そうすると、何故か雄大さんはパンダを殴ろうとしていた




「雄大さん、ダメです!」



「彼方、あのなこのパンダの中身おっさんだから」



「えっ…?」



パンダの中身がおじさん?




「彼方を抱きしめてるのはただの変態なおっさんなんだよ」



ったく!離れろ!

雄大さんはパンダから私を離しさせてその変わりに私を抱きしめた





…恥ずかしい…




「…雄大さん…」





「俺の彼方だ!」





たぶん今顔真っ赤…


雄大さんは恥ずかしいことを普通に遊園地で叫んだ





「雄大さん!」





「ん?」





「離してください…恥ずかしいです」




「わかった」





雄大さんが私を離してくれた。






「彼方、次はジェットコースターに乗るぞ」




「はい!」




私はまた雄大さんに手をひかれて歩いた





すると、後ろから誰かが私を呼んだ





「あれ?若頭の彼女さん?」




この呼び方って…