「彼方!」


「私が…全て悪いんです!

私が…私が…


生きてるから…」


「そんなことない!」

「優しくしないでください!

最初から…気づいてたはずなのに…

貴方に…愛してるって言われて…嬉しかった。

でも…そんな私のせいで…

お母さんの人生が…


雄大さん…貴方が好きだから…愛してるから…私と一緒にいたらダメなんです…


今日のことで、私の中で諦めがつきました。

雄大さんは私といたら幸せになれない…


こんな…未来のない私といたら…だから!」

「だから別れるのか!」


「雄大さん…」


電話をきって雄大さんが私のところへ走ってきた。


でも…私の心は晴れない。


「来ないで…ください!私の中で諦めが…」