闇の王子様




「こんにちは!」


私はこの人が苦手…



「こん…にちは…」


「ここの学校だったんだ…」


「…はい…」


「ってかメイド服可愛いねぇー」


「…いえ…失礼します」


早くこの人の前からいなくなりたかった。


アキさんの弟さんに一礼して私は歩き出した。


「えっ!ちょっ!」


弟さんは私の腕を掴んだ。


「イヤ…離してください!」


「ちょっと話そうよ!」


「嫌です!離してくだ…えっ…」


「…どうした?」


突然黙った私に弟さんは戸惑っている。


けど…私の意識は目の前の光景に釘付けになった。


その瞬間…周りの時間が止まった気がした。



…何で…