闇の王子様




私は持っていた箸を机に置いて…


「アキさん、ごちそうさまでした」


アキさんに頭を下げてリビングから出て行った。



「ちょっ…彼方!」


リビングで雄大さんが私を呼んだけど…無視

部屋に向かって急いで歩いた。






ガチャ…


部屋に入ると真っ直ぐベッドに向かった。


ベッドに潜りこんでいると…


ガチャ…


「彼方…」


部屋に雄大さんが入ってきた。


弱々しい声で私を呼んだ。



怒りがまだ収まってなかったので無視した。

ベッドの布団に頭からくるまっていた。


「…彼方…」


雄大さんの足音がだんだんと近づいてくる。



ギュッ


「キャッ…」


布団ごしに雄大さんが抱きしめてきた。