闇の王子様




「彼方さん、お帰りなさい!」


「アキさんありがとう!美味しそうですね」

今日の夕食はアキさん特製の煮物だった。




「「いただきます」」

ご飯を食べる時は皆で手を合わせる。

意外と礼儀正しい。


「…んっ!この煮物美味しいです!」


「ありがとうございます」


アキさんが私に微笑んだ。



「あっ!そう言えば明日彼方さん文化祭ですね」


私の前に座っているタツさんが尋ねてきた。

タツさんは厳つい顔だけど、私をすごく気遣ってくれる。


「はい!楽しみです」

「何をやるんですか?」


「…メイド喫茶です」

「メイド…喫茶…?」

隣に座っていた雄大さんの声が部屋に響いた。


あっ…雄大さんにメイド服禁止されてたんだ…