「何で元気くんって分かったんですか?」
不思議に思って聞いても
「なんでもない」
としか答えてくれなかった。
「雄大さん…」
「何だ?」
「明日…文化祭来てくれませんか?」
今まで何回も聞いたけど、雄大さんは仕事らしい。
これで断られたら諦めよう…
「どうですか?」
「…仕事が、な?」
「そう…ですよね…」
一生懸命準備をしてきた。
雄大さんに見て欲しかったな。
でも…仕事だから…
「ごめんな」
「いえ!気にしないでください」
「若!彼方さん!ご飯出来ました」
「はーい!」
リビングからアキさんの明るい声が聞こえた。
「雄大さん、行きましょ?」
私は雄大さんの手をひいてリビングへ向かった。

