闇の王子様




「もう…無理」


「えっ…」


雄大さんは私の手を掴んで部屋に連れて行った。


部屋に入るとベッドに座らされた。


「…どうしたんですか?」


「無理…」


「えっ…ゆうんッ!」

突然キスされた。


「いやっん…ちょっ…んッ!」


息が苦しくなって雄大さんの胸を叩くけどビクともしない。


そのうちにどんどんキスは深くなっていく。

雄大さんの舌が私の口にはいってきた。


「いやっ…!はぁ…はぁ…」


やっと唇が離れて私は全力で息をした。

そして、涙目で雄大さんを見る。


「雄大…さん…」


「彼方…」


「キャッ!」


目が合った瞬間…ベッドに押し倒された。


「雄大さん…やっ!」

雄大さんが上に覆い被さってきた。