来てほしかったかほしくなかったかわからないけど 少し嬉しかった 「その子を離せ」 空が男の腕を掴む 「なんだテメェ 女の前だからっていい気になんなよ!」 男は思いきり空を殴る やめて… 「千尋、逃げろ!」 「無理だよ…」 足がくすんで走れない 空が危ないのに私は助けれないの… 男たちは空を殴り続ける 一回も手を出さない空は私の壁になるように両手を広げて立ち続ける 「この子には手を出すな!」 「かっこつけんじゃねぇ!」 また殴られる空 私のために…空が…