生まれた愛





「うん、じゃあ後は好きにして」



洋平さんがそう言うと




結衣は無言で俺の手を引いて




俺を部屋に連れてく





「どした?」



ずっと無言だった結衣だったから少し気になる




すると結衣は俺に抱きつき




「空ってほんっとさいこー!大好き!」


結衣はそのまま俺を押し出す



「お、押すなよ」



俺はベットに座る


それでも結衣は俺に抱きついて離さない





「あんなこと言われて嬉しくない彼女なんていないよ
あたしも空とずっと一緒にいるからね!
めっちゃ迷惑かけるけどずっと好きだからね!」




結衣は俺の胸あたりにおでこをつけてスリスリする



まるで犬みたいだ