生まれた愛






まるでそこらへんにいるカップルと変わらない



それくらい俺らは幸せな時間を過ごしている




3時くらいになったらプールを出た




お祭りもやってるからそっち行きたいらしい




結衣の気まぐれな性格に振り回されてるようだけどそれが好きだったりする



着替えるところと乾かせるところがある


そこで色々と済ませる



そして結衣とまたお祭りを周る



今度は手繋ぐとか腕組むとかはなかったけど



いっぱい食べて話して


時間が経つのが早かった




気づいたら夜の8時






「そらー!輪投げやりたいー!」


「またやるの?」


「いいじゃんかよー!
何回でも面白いんだからさー!」




そんな会話をしていると







ヒュ〜〜〜〜〜〜







バァァン!!






音がする方を見てみる



「わあーー!花火始まってんじゃん!」



「ええー!!早く行かなきゃ!」




もっと至近距離で見れるところを探す




「あ、そこ!」




結衣が見つけた場所は



凄く狭いレンガだった



1人分座れるくらい



「2人じゃ座れなくね?」


「座れるよー」



結衣は俺をレンガに座らせる



そして俺の膝の上に結衣が座った



「こういうことー!」



「あぁそういうこと」



俺はまた結衣との距離が近くなりドキドキする