生まれた愛





流れるプールに入ると



「わわわわー!冷たい!気持ちいー!」



ひたすらはしゃいでる結衣



日焼け止めも塗らずに入って大丈夫なのか?




結衣は浮き輪の上を乗って流れる



「きゃーーーたすけてぇぇー!
流されるーーー」



「待ってろ!」



俺は結衣の浮き輪の下を持ちちゃぶ台返しをした






バシャーーン!と浮き輪と結衣がひっくり返る






「貴様なんでことすんだよー!!」


「はっはっはっは!」




心の底から笑ってしまう



「今度は空が上乗って!」



俺は言われた通り上に乗る






そして結衣も浮き輪を持ち上げようとするが



俺の重さは持ち上がらなかった



「はっはっは!無理は禁物だぞ小娘」



「んーー!!持ち上げるの!」



俺はそんな結衣の頭を掴み



水に顔を押し付けた



「あーー!!もー!むかつくー!
お前降りろ!」



からかいがいのある奴だなほんとに