『中学時代』
いつもと同じような毎日でダルい
それでも学校があるから行かなきゃいけない
学校の昇降口に行くと
見慣れた女が立ち止まってる
「お前何やってんだ?」
「あ、空…」
申し遅れました!
俺の名前は真崎空(まさきそら)
4月から受験生になりました15歳です!
そしてこの女の子が同級生の
古瀬千尋(ふるせちひろ)
どうも千尋が困ったような顔をしているので声を掛けずにはいられなかった
「何かこんなの入ってた」
どうやら千尋の下駄箱にピンク色の手紙が入ってたらしい
こりゃ完全にあれだよな
「愛の手紙。通称ラブレターちゅーものだなこれは」
「えぇー!やっぱり!?」
ピンク色の手紙で気づくだろ普通
男がピンク色をチョイスするのもおかしいけどね
「どうすんの?」
「多分断ると思うよ」
千尋は小学校も一緒だったからわかるよ
千尋がめちゃくちゃモテるってことを
「お前的にまたか!って感じだろ?」
モテ子の千尋に俺は鋭い眼差しで言った
「まあぶっちゃけね
名前書いてないけど告白したいので放課後校舎裏で待ってますだって」
俺を見てにやける千尋
くそう!
そんなにおかしいのか!コクられない俺が!