光のもとでⅠ

 お菓子にはそれぞれメッセージカードが付いているし、自分が行かなくても大丈夫と言えば大丈夫。何より、「はい」以外の答えは受け付けません、と海斗くんの目が言っていた。
 ツカサはまだ来ないけれど、メールが届くでも電話がかかってくるでもない。
 今日ばかりは来ないかも……。やっぱり真白さんにお願いしようかな?
 お弁当を食べ始めて少し経ってから、ツカサがお弁当を持ってやってきた。
 相変わらず海斗くんの椅子を我が物顔で使うわけだけれど、教室に入っても一言も話さない。なんだかとっても機嫌が悪そう。
「ツカサ、機嫌悪い?」
「別に……」
「なんだかとっても悪そうに見えるよ? だって、眉間にシワ」
 人差し指でツカサの眉間をつつく。
「フロランタン食べたら機嫌直る?」
 訊くと、「え?」という顔をされた。