光のもとでⅠ

「……お昼休みなら大丈夫かな?」
 ツカサは明日のお弁当をどこで食べるだろう。
 好きと伝えたあと、うちのクラスでお弁当を食べるのは再開されたけれども、明日は教室から出ようとは思わないような気がしていた。けれどもそういった連絡はとくに来ていない……。
 携帯を開いたけれど、やっぱりそんなメールは届いていない。
 嵐子先輩と優太先輩はいつも教室でお昼を食べているのかな? それとも学食?
 渡しやすさで言うならば、朝陽先輩が一番抵抗なく渡せるのだけど、朝陽先輩の周りには女の子という障壁ができているような気がしなくもない。
 きっとたくさんの女の子からチョコレートをもらうのだろう。救いなのは、自分が作ったものがチョコレートではないことくらい。
「その前に近づけるかが問題だけれど……」
 それを言うならツカサもだ。人気があるのは嫌というほど知っている。人だかりの中を行く勇気はない……。