光のもとでⅠ

「明日、学校が終わったら病院へ行って、そのあとホテルに行ってくるので帰ってくるのが遅くなってしまうと思うんです。夜分にご自宅へうかがうのは申し訳ないので……お願いできたら嬉しいです」
「かしこまりました。承ります」
 私はラッピングが済んだお菓子を大きな紙袋に入れてもらい、九階のゲストルームへ戻った。
 残りは蒼兄の編みかけのマフラーと唯兄のマフラー。
 今が四時半だから間に合うはず――。

 夕飯を食べてお風呂に入ると、私はまた自室に篭った。相変わらず、自室のドアには「入室禁止」の貼紙つき。
 明日の朝、警護の人がひとり代表でエントランスで待っていてくれる。その人に渡す分は十人分。それをまとめて入れられる紙袋を引っ張り出して、藤色のリボンのかかった包みを潰れないように細心の注意を払って入れた。