光のもとでⅠ

「きっと大丈夫です」
「昨日から、何から何までお世話になってしまってすみませんでした」
「いいえ、私も十分に楽しませていただきました」
 最後、藤色のリボンをかけたものをコンシェルジュの人数分調理台に置く。
「一日早いのですが……受け取っていただけますか?」
「っ……私たちに、ですか?」
「はい。何も気の利いたことは書けなかったのですが、一応メッセージカードつきです」
 七倉さんはカウンターに残っている人と、バックヤードにいるコンシェルジュを呼んできて、三人揃って「ありがとうございます」と受け取ってくれた。
「今ここにいないメンバーにも責任を持って配らせていただきます」
「お願いします。それと……これを、美波さん、美鳥さん、里実さん、ゆうこさん、拓斗くん、琴実ちゃんに渡していただけますか……?」
「お嬢様から直接お渡ししなくてもよろしいのですか?」