「でもそれ……」
「落し物です」
司はにこりと有無を言わさない笑顔を作る。
前はこんなときだって無表情を通していたけど、初等部高学年くらいからだろうか。時と場合により、笑顔を作るようになった。それはもう効果的に。
徐々に変化するその様に、世のお嬢様方は更なる夢を抱いた。でも、それはホントに夢でしかない。
「……そう。でも、これだけあると拾い主欄書くの大変よね」
眉根を寄せ、加藤さんはなんともいえない顔になる。
チョコの差出人たちがかわいそうに思えたんだろう。ここで何も感じないようじゃ同性としてまずいしね。
だが、司はしれっとした顔で、
「いえ、新しい用紙を一枚いただければ結構です。あとはそれをコピーして使いまわしてください」
「あ……なるほどね」
加藤さんはすぐに新しい用紙を取り出し司に渡す。
「落し物です」
司はにこりと有無を言わさない笑顔を作る。
前はこんなときだって無表情を通していたけど、初等部高学年くらいからだろうか。時と場合により、笑顔を作るようになった。それはもう効果的に。
徐々に変化するその様に、世のお嬢様方は更なる夢を抱いた。でも、それはホントに夢でしかない。
「……そう。でも、これだけあると拾い主欄書くの大変よね」
眉根を寄せ、加藤さんはなんともいえない顔になる。
チョコの差出人たちがかわいそうに思えたんだろう。ここで何も感じないようじゃ同性としてまずいしね。
だが、司はしれっとした顔で、
「いえ、新しい用紙を一枚いただければ結構です。あとはそれをコピーして使いまわしてください」
「あ……なるほどね」
加藤さんはすぐに新しい用紙を取り出し司に渡す。


