光のもとでⅠ

 とにかく地雷だけは踏むなっ。巻き添えは勘弁っ。
「……これの倍以上って何?」
 ゆんゆん、それはだな……。
「俺と司で現在五往復目なのだよ」
 小さな声で渋々伝えると、ゆんゆんは「ゲッ」て顔をした。
 あくまでも、俺が一緒に持ち運びしたのが五回というだけで、司自身がそれ以外に何度事務室に足を運んでいるのかは知らない。
「もうさ、帳簿の拾い主名のところ、数ページにわたって全部司の名前……」
「マジっ!?」
 嘘じゃない。
 そう、これは今朝の話――。

「落し物です」
 かわいらしくもきれいにラッピングされたそれらを事務室の窓口に届けると、事務員の加藤さんが口をあんぐりと開けた。