「大当たりっ!」
「で……それが何? 今、落し物って聞こえた気がするんだけど……」
間違ってないよっ! あってるあってる……。
これらは事務室を介して、すべて遺失物として持ち主に返される。つまりは返却だ、へーんーきゃーくっっっ。
司は毎年こうやってチョコを事務室に持っていく。そして俺はそれに毎年つき合っている。
「なんで落し物?」
ゆんゆんが司に訊く。
ゆんゆんは生徒会で司と一緒だから、俺や朝陽と同じくらいには会話ができる稀有な人。
「机の上に置いてあったから。それから下駄箱にも」
司は表情を変えずに答えた。
「それって、司にもらってほしいってことでしょ?」
ゆんゆん……一年近く司見てきたんだからそろそろ学んどこ。
「で……それが何? 今、落し物って聞こえた気がするんだけど……」
間違ってないよっ! あってるあってる……。
これらは事務室を介して、すべて遺失物として持ち主に返される。つまりは返却だ、へーんーきゃーくっっっ。
司は毎年こうやってチョコを事務室に持っていく。そして俺はそれに毎年つき合っている。
「なんで落し物?」
ゆんゆんが司に訊く。
ゆんゆんは生徒会で司と一緒だから、俺や朝陽と同じくらいには会話ができる稀有な人。
「机の上に置いてあったから。それから下駄箱にも」
司は表情を変えずに答えた。
「それって、司にもらってほしいってことでしょ?」
ゆんゆん……一年近く司見てきたんだからそろそろ学んどこ。


