桜林館の外周廊下を歩いていると、後ろから声をかけらた。
「あっれー? ケンケン何やってんの?」
その声はっ!
「ゆんゆんっっっ!」
振り返ると長身の男、水泳バカの爽やか少年、春日優太ことゆんゆんがぷらっぷらと歩いてきた。
因みにゆんゆんの彼女は荒川嵐子ちゃんといって、俺はランランと呼んでいる。
ゆんゆんケンケンらんらんだぞっ!
外部生のふたりとは高等部からの仲だけど、休日に遊ぶくらいには仲がいい。それに司を誘って何度断られたか……数えられねぇ――。
「もうもうもうっっっ! ゆんゆん聞いてよーっっっ」
「おぅ……!?」
「司のこれ運ぶのもう嫌っ!」
手に持ってるそれらをゆんゆんの前にぐわっと差し出すと、均衡が崩れていくつかの箱が落ちた。
「あっれー? ケンケン何やってんの?」
その声はっ!
「ゆんゆんっっっ!」
振り返ると長身の男、水泳バカの爽やか少年、春日優太ことゆんゆんがぷらっぷらと歩いてきた。
因みにゆんゆんの彼女は荒川嵐子ちゃんといって、俺はランランと呼んでいる。
ゆんゆんケンケンらんらんだぞっ!
外部生のふたりとは高等部からの仲だけど、休日に遊ぶくらいには仲がいい。それに司を誘って何度断られたか……数えられねぇ――。
「もうもうもうっっっ! ゆんゆん聞いてよーっっっ」
「おぅ……!?」
「司のこれ運ぶのもう嫌っ!」
手に持ってるそれらをゆんゆんの前にぐわっと差し出すと、均衡が崩れていくつかの箱が落ちた。


