もともとプライベートな頼みごとなんて年に一度しかされないんだけど……。
それも最初は俺と朝陽の親切の押し売りよろしく五年の苦労を要し、その後、ようやく嫌な顔せずに手伝わせてくれるようになった。
ひどいことに、朝陽は司の少しの変化に満足したらしく、中等部からはこの手伝いを放棄した。
そんなわけで、今はこの日のイベントを呪っていればこそ、俺のことをうざいとは思ってないはず……。
もし違ったとしても、お願いっ。そこは勘違いさせといてっ!
司の「頼み事」なんて貴重すぎて俺には断れない。断れる朝陽はある意味すごい……。っていうか、彼女が日本にいないからって何バレンタインイベント楽しんでやがんだ――と吊るし上げたい。
それも最初は俺と朝陽の親切の押し売りよろしく五年の苦労を要し、その後、ようやく嫌な顔せずに手伝わせてくれるようになった。
ひどいことに、朝陽は司の少しの変化に満足したらしく、中等部からはこの手伝いを放棄した。
そんなわけで、今はこの日のイベントを呪っていればこそ、俺のことをうざいとは思ってないはず……。
もし違ったとしても、お願いっ。そこは勘違いさせといてっ!
司の「頼み事」なんて貴重すぎて俺には断れない。断れる朝陽はある意味すごい……。っていうか、彼女が日本にいないからって何バレンタインイベント楽しんでやがんだ――と吊るし上げたい。


