「私、秋斗さんのこともツカサのことも失いたくなかったの。同時に、傷つけたくないとも思ってた。でも――本当は自分が傷つくのが怖くて答えを出せなかったのかもしれないって……退院前にツカサに言われるまで気づけなかったの。教えてくれて――ありがとう」
言葉尻は小さく、声が震えているように聞こえた。
少しの沈黙のあと、
「……ツカサ、嘘、つく?」
唐突な質問に、少し思い当たる節があり、
「さぁ、どうかな……」
「嘘にしないで――私が壊れるたびにリカバリーしてくれるって言ったの……無効にしないでっ」
今にも泣き出しそうな顔で言われた。でも、言ってすぐに俯かれてしまい、表情は見えなくなる。
言葉尻は小さく、声が震えているように聞こえた。
少しの沈黙のあと、
「……ツカサ、嘘、つく?」
唐突な質問に、少し思い当たる節があり、
「さぁ、どうかな……」
「嘘にしないで――私が壊れるたびにリカバリーしてくれるって言ったの……無効にしないでっ」
今にも泣き出しそうな顔で言われた。でも、言ってすぐに俯かれてしまい、表情は見えなくなる。


