二階テラスをざっと見渡しても人影はない。
念のためにマンションのコンシェルジュに連絡を入れた。
「翠、帰ってきましたか?」
『いえ。まだお帰りではありませんが……』
「悪いんですけど、マンションから見える範囲でかまいません。翠が歩いているかどうか確認してください」
『かしこまりました。私の携帯からかけなおさせて頂きます』
俺は道着を着替え、帰り支度を済ませる。と、携帯が鳴り出した。
『七倉です。今、学園私道入り口まで来たのですが、お嬢様のお姿は見当たりません。何がございましたでしょうか』
「いえ、ありがとうございました」
通話を切って焦りが出てきた。
念のためにマンションのコンシェルジュに連絡を入れた。
「翠、帰ってきましたか?」
『いえ。まだお帰りではありませんが……』
「悪いんですけど、マンションから見える範囲でかまいません。翠が歩いているかどうか確認してください」
『かしこまりました。私の携帯からかけなおさせて頂きます』
俺は道着を着替え、帰り支度を済ませる。と、携帯が鳴り出した。
『七倉です。今、学園私道入り口まで来たのですが、お嬢様のお姿は見当たりません。何がございましたでしょうか』
「いえ、ありがとうございました」
通話を切って焦りが出てきた。


