光のもとでⅠ

「今から話すのは俺の経験則。……好きって伝えて答えがもらえないのはつらいよ。自分がどう動いたらいいのかわからないっていうか、宙ぶらりんな感じがしてさ。そのまま想い続けるのもきっぱり諦めるのも、全部自分で決めることだけど、すぐ側に好きな人がいるとなるとね、やっぱキツイことはキツイ。――でも、相手に好きな人がいるとか、付き合ってるやつがいるとか、そういうのがわかれば心はしだいに収まるところに収まりはじめる。そう考えるとさ……先輩も秋斗先生もかなりキツイと思う」
 御園生は口を真一文字に引き結んで耐えているように見えた。
 たぶん、御園生は人の言葉を聞き流すとかそういうことできないんだろうな。
 全部ガッツリ受信して、心の中に招き入れるんだ。
 そうして、自分に向けられた言葉すべてと向き合う。中にはスルーしてもいいような内容や質のものがあっても、どれも同列に扱う。
 だからすぐキャパシティーオーバーになるんじゃないかな。