大丈夫――ここにはリィの主治医がいる。医者と名のつく人間が揃っているんだから最悪の状況にはならない。大丈夫――。
気になって仕方ない。でも、もうバイタルを見るのが怖くて携帯を見ることができなくなっていた。
レストランから地下に下り医務室に向かうと、医務室の前に秋斗さんが立っていた。そして、俺とは反対側の通路からあんちゃんたちが走ってきた。
「秋斗さん、リィの状態はっ!?」
「よくないと思う。ヘリの要請をしたからあと数分で着くだろう。そしたら、翠葉ちゃんを病院に運ぶことになる」
「何が、あったの?」
碧さんが蒼白な顔で訊くと、
「祖父がレストランで喘息発作を起こしたんです。防犯カメラは祖父の意向で稼動していませんでした。そして、徹底した人払いがしてあったため、翠葉ちゃんが知らせに走ってくれたようです。……本当に、すみません」
気になって仕方ない。でも、もうバイタルを見るのが怖くて携帯を見ることができなくなっていた。
レストランから地下に下り医務室に向かうと、医務室の前に秋斗さんが立っていた。そして、俺とは反対側の通路からあんちゃんたちが走ってきた。
「秋斗さん、リィの状態はっ!?」
「よくないと思う。ヘリの要請をしたからあと数分で着くだろう。そしたら、翠葉ちゃんを病院に運ぶことになる」
「何が、あったの?」
碧さんが蒼白な顔で訊くと、
「祖父がレストランで喘息発作を起こしたんです。防犯カメラは祖父の意向で稼動していませんでした。そして、徹底した人払いがしてあったため、翠葉ちゃんが知らせに走ってくれたようです。……本当に、すみません」


