翠葉が隣に並んでからクールダウンのウォーキングを開始する。と、唯が後ろから駆けてきた。
「で? どのくらい走ったの?」
「十キロには及ばず。……九キロ弱くらい?」
「ぐはっ……御園生唯芹はあんちゃんを超人と認識しました」
いや、その認識は嬉しくないんだけど……。
「毎朝十キロ走るのは中学のときの習慣だから別になんともないけど……唯も走ってみるか?」
拒否されるのを想定して訊いてみると、
「全力で遠慮させていただきますっ。一メートルたりとも走りたくございませんっ」
おぃ……一メートルっていうのは言いすぎだろう。
そうは思ったけど、翠葉がクスクスと声を立てて笑っていたのでいいことにした。
三人、手をつないでジョギングコースを会話なく歩く。
日の出までにはまだ二十分近く時間がある。ベンチはそこかしこにあるけれど、動かずに座って待つのは寒すぎる。
「で? どのくらい走ったの?」
「十キロには及ばず。……九キロ弱くらい?」
「ぐはっ……御園生唯芹はあんちゃんを超人と認識しました」
いや、その認識は嬉しくないんだけど……。
「毎朝十キロ走るのは中学のときの習慣だから別になんともないけど……唯も走ってみるか?」
拒否されるのを想定して訊いてみると、
「全力で遠慮させていただきますっ。一メートルたりとも走りたくございませんっ」
おぃ……一メートルっていうのは言いすぎだろう。
そうは思ったけど、翠葉がクスクスと声を立てて笑っていたのでいいことにした。
三人、手をつないでジョギングコースを会話なく歩く。
日の出までにはまだ二十分近く時間がある。ベンチはそこかしこにあるけれど、動かずに座って待つのは寒すぎる。


