光のもとでⅠ

「今夜帰るも明日の午前に帰るも大差なくない? なら、ゆっくり準備できるから明日にすれば?」
 少ししてやったりな気がしてた。でも、リビングに居座るミスターマイペースに覆される。つまりは零樹さん。
「唯ー? 差ならあるぞー? おっきな差が」
「どんな?」
「明日、父さんが起きたら幸倉の家には家族がいるっ。したがって、寒い朝にひとりでご飯を食べずにすむ。これは大きな変化だ」
 ダメだ……。この人、リィラブすぎて頭に花が咲いちゃってる。きっと俺が何言っても全力で覆すに違いない。そんな無駄な努力はしないにこしたことはない。
「よぉーしっ! 明日の朝はホットプレート出してみんなでホットケーキを焼こう! で、昼はお好み焼きだっ! 碧さん、帰りにスーパーで材料買って帰ろう!」